沼垂テラス商店街の10年は目まぐるしくも、発見や挑戦の連続だったと思います。沼垂テラス商店街の今後の展望についてはどのように考えていらっしゃいますか。
田村:
年間1店舗のサテライト開設を目標としています。店舗展開だけでなく、空き家を改修して新たな住民を迎え入れることにも取り組みたいのですが、これには多くの課題があります。
現代の生活スタイルに空き家が適合しないという問題があります。夫婦で軽自動車と普通自動車の2台を所有するのが一般的ですが、市街地の空き家には駐車スペースが不足しています。さらに相続の問題も複雑に絡んできます。簡単に解決できる問題ではありませんが、不動産会社と連携しながら取り組んでいきたいですね。
田村さんが0から1を生み出すために大切にしていることは。
田村:
最も重要なのは「一歩踏み出す勇気」です。私の場合は両親や姉妹、家族のサポートがあったから踏み出せましたが、多くの人が思っているより支援体制は存在するものです。外部に発信すれば「協力しましょう」と言ってくれる人がきっと現れます。発信しなければ誰も手を挙げませんが、声に出してみると意外に協力者が見つかります。
もう一つは「継続すること」です。何かを始めることは誰でもできますが、それを何年も継続していくことは始めること以上に難しいものです。細部にこだわりすぎないことも重要ですね。結果が良ければ、過程での困難は自然と忘れられるものです(笑)。
沼垂という地域への想いもお聞かせください。
田村:
子どもを持つ親として最も大切にしているのが、地域の子どもたちが「自分の住む場所は良いところだ、楽しいところだ」と感じられる地域づくりです。自分自身が住んで楽しいと思える地域を作ることから始まり、それを子どもたちにも実感してもらいたいと思います。それが地域の持続的な発展につながると確信しています。
素敵なお話をありがとうございました!
最後に、明和義人祭へのメッセージをお願いします。
田村:
今の時代もなかなか大変ですが、明和義人の歴史のような偉大な先人にならって、時代を切り開いていきたいと、お祭りを通して感じてくれる人が増えると嬉しいですよね。明和義人祭という一つの情報発信の場が、行動や挑戦のきっかけを作ってくれることを期待しています。